園だより9月号 巻頭言
<主 題>
 5・4歳児”いっしょに” 3歳児”おもしろいね”
 2歳児”やってみる”
<聖 句>
2026年度 年主題聖句
 年主題聖句 「主があなたと共におられる。」
            (ルカによる福音書1章28節)
 9月の聖句
  「見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください。」
              (ルカによる福音書15章6節)

 それぞれに与えられた夏休み、子どもたちはどの様に過ごしたのでしょう。暑さ厳しく、各地で様々な災害が起こった日々ですが、子どもたちは、元気に心も体も守られて過ごせたでしょうか。私は、ゆっくりと自分の時間を得て過ごす中で、戦後81年に思いを寄せて命の大切さを感じさせられ、色んな事を考える機会が与えられました。今も世界で戦争が止む事なく行われています。争うこと・戦うことのできない弱く、小さな命が沢山犠牲となっています。日本においても権威・権力者によって命じられた戦争により、原爆投下された広島・長崎で、日本の捨て石とされた沖縄戦で、各地での空襲や戦地において、それぞれに与えられたたった一つしかない貴く尊い命が数多く犠牲にされました。その戦争で、人は何を得たのでしょう。誰が幸せになったのでしょう。そんな思いの中にあって、命の大切さを改めて思わされています。どんな命をも大切にする世界が来ることを心より祈っています。

 今年も熊本の大きな地震、台風や豪雨等による様々な災害においても多くの命と生活が奪われて、困難を強いられてる多くの人がいます。日本に限らず、世界中で地震や異常気象による災害が起こり続けています。全ての人が、安心して過ごせる日が来ることを心より願っています。今私たちの住んでいる神戸は、31年前に大きな地震(阪神・淡路大震災)によって、
多くの人の命と生活が奪われる経験をしました。暗闇に包まれた神戸の街は、多くの人の助けにより光を取り戻し歩み始め、今に至っています。その時の苦しみ・悲しみ・痛みと多くの命の犠牲が、今の災害対策に役立つものとなっています。私たちに与えられている命の意味を問う時に色々なことを教えられてきます。

 この夏休み、様々な命と向き合う中で、ウーパールーパーの“るーぱー”が神様のもと天国へと召されました。その理由は確かではありません。私が気づいたのは、島根より帰った11日(火)の夕刻の事でした。通常の幼稚園と異なる環境(シフトによる勤務と当番制)の中で犠牲になったのでしょう。命を預かるということは、大きな責任が伴うことを実感しました。どんな時にも小さい、弱い命がまず犠牲になります。だからこそ、そこに思いを向けることが求められるのです。私は夏休み中、めだかとカブトムシの世話をしました。そんな中で、日々楽しい経験をさせてもらいました。夏休み中のカブトムシは、幼虫から育った8匹と、成虫として預かった4匹から始まりました。毎朝世話をしていると、いつの間にか子どもたちが集まるようになり、カブトムシのお世話と色々なおしゃべりが始まります。 その中心は、れんげぐみ(1才児)の女の子です。毎朝、 カブトムシの世話がしたくて7時30分に“カブトムシ・カブトムシ”と言いながら登園すると同時に、園長の私を探してお世話が始まります。カブトムシの数が減ってくると、 その後継者(卵)探しと幼虫のお世話に仕事内容が変わっていきました。 一人の女の子から始まり、 登園して来る子どもたちが次々と加わり、 気づくと夏休み中は 8時ぐらいまでは、 園長が保育する役目となっていました。 一つの命を通して、 命通う関わりが持てていることに幸せを感じることができました。 ちょうど与えられている今月の聖句“見失った羊を見つけたので、一緒に喜んでください。”との言葉は、 どんな命をも大切にされるイエスの姿を現す言葉です。 カブトムシの世話を通して、私は幸せな時が与えられました。子どもたちが小さな命と出会い、命を大切にして歩むことできっと幸せな日々が与えられることでしょう。

 この夏、さだまさし「いのちの理由」という歌と出会いました。その歌詞を紹介します。
私が生まれてきた訳は 父と母とに出会うため 私が生まれてきた訳は きょうだいたちに出会うため
私が生まれてきた訳は 友達みんなに出会うため 私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出会うため
春来れば 花自ずから咲くように 秋来れば 葉は自ずから散るように
しあわせになるために 誰もが生まれて来たんだよ 悲しみの花の後からは 喜びの実が実るように
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを傷つけて 私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに傷ついて
私が生まれてきた訳は 何処かの誰かに救われて 私が生まれてきた訳は 何処かの誰かを救うため
夜が来て 闇自ずから染みるよう 朝が来て 光自ずから照らすよう
しあわせになるために 誰もが生きているんだよ 悲しみの海の向こうから 喜びが満ちて来るように
私が生まれてきた訳は 愛しいあなたに出会うため 私が生まれてきた訳は 愛しいあなたを護るため
 
< 園 長 >  
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園
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