園だより7月号 巻頭言
<主 題>
 5・4歳児”おもしろい” 3歳児”あらわして”
 2歳児”おもしろそう”
<聖 句>
2026年度 年主題聖句
 年主題聖句 「主があなたと共におられる。」
            (ルカによる福音書1章28節)
 6月の聖句
  「探しなさい。そうすれば、見つかる」
              (マタイによる福音書7章7節)

 4月から始まった幼稚園の歩みも、7月に入り早くも1学期の締めくくりの時を迎えています。子どもたちは、日々の“めぐみの生活”の中で、神様に守られ、養われ、多くの愛と恵みを受けて大きくなっていることを思い感謝しています。特に今年度“めぐみ”で、れんげぐみ(1才児)の歩みが始まったことで、私は幼い子どもたちの育つ力の素晴らしさを知る機会が与えられ、日々驚かされています。子どもたちが発する言葉や思わぬ行動の中に、私は多くの安らぎと喜びを感じて、過ごさせてもらっています。これは、今月の聖句である“探しなさい。そうすれば、見つかる。”という言葉を、もう既に子どもたちは、それぞれの中にある探求心により経験しているということを実感する時ともなっています。子どもたちの生きる力ある姿を見ながら、私は、この伸びゆく育ちを大切にしつつ、心と体を育てる大切な機会を逃さずに、子どもたちに寄り添い共に歩みたいと思っています。子どもたちにとって大切な環境は、当然家族です。貴い働きが認められてノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサは、貧困で苦しみ、愛の欠けた社会に対して“愛はまず家庭から始まるのです。愛は家庭に住まうものです。今世に不幸と苦しみがこれほど多い理由も、家庭の中の愛の欠如にあります。”と語られ歩まれました。家族の愛こそが、人間の基礎とも言えるかも知れません。私は、これからの日々の歩みの中で、神様から、家族の人から託された子どもたちの大切な命を大事に守り続けたいと思っています。私は今この時、改めて子どもを委ねられている幼稚園において、幼い子どもたちの大切な命を守り、それぞれの育みを見守り、共に歩み育ててゆくことの責任の重さを実感しています。

 過ぎし日の6月23日(火)に沖縄「慰霊の日」を迎えたことを皆さんはご存じでしょうか。この日は、81年前の戦争において、最も悲惨な戦場となった沖縄戦が終結した日とされています。戦争によって、沖縄で貴い大切な多くの命が、犠牲になりました。終戦を前にして、沖縄では激しい地上戦が行われ、集団自決等の多くの悲しい出来事が起きました。この憎むべき惨事を繰り返さぬために、大切にされている日です。過去の出来事ではありますが、今も戦争や争いに終わりがありません。今この時にも多くの大切な命が、争いや貧困で奪われています。教会では、この日を大切に思い21日(日)の礼拝において、沖縄での悲惨な出来事に心を寄せつつ、もう二度と同じ過ち、悲しい出来事を起こさない、起こさせないことを決意しつつ、聖歌隊が“おきなわのいそに”という曲を賛美しました。沖縄で大切にされている言葉として“命どぅ宝”(ヌチドゥタカラ)があります。その言葉を用いたHYの曲があります。“時をこえ”という歌で、沖縄戦を生き延びた祖父母から聞いた話をもとに作られたその歌詞には、『「家族のことを1番に」 昔の人は言いました “命どぅ宝”の言葉こそ 忘れちゃいけないもの』とあり、いのちの大切さを歌い続けています。また、沖縄慰霊の日に行われた“沖縄全戦没者追悼式”において、中学2年の生徒が「平和の詩」と題した詩を朗読しましたが、その内容も祖父母の経験した沖縄戦での悲しい出来事を繰り返さぬように、平和な未来を願う詩でした。今を生きる私たちは、多くの人の命を受け継いで歩んでいます。特に家族の愛によってこそ、多くのことが与えられてきたのです。今の子どもたちが家族の愛情に、神様と周りの人の愛に包まれて成長していける世であることを祈ります。

 “探しなさい。そうすれば、見つかる”という聖句の逆は、探さなければ(無関心なら)見つからないということでもあります。幼い子どもたちが、色々なものに興味関心を寄せて向き合いつつ大きくなっていく姿とは異なり、私たち大人は、今までの歩みにおいてどれだけのことに心を向けて歩んできたでしょう。残念ながら、人は大きくなるに従い、自分中心に物事を考えてしまい、自らに関する事以外は切り捨ててしまい、大切なものをも失っています。私たちはどうでしょう。私たちに最も大切なことは、全ての人の命です。そして、その命を守り、助け、支え合うのに愛が必要です。世に生かされているひとりとして、大切な役割が与えられています。マザー・テレサは、“自分たちの今していることは、大海の一滴に過ぎないと思っています。けれど、もしその一滴がなかったら、大海もその一滴のぶんだけ少なくなってしまうでしょう。”と語っています。私たちは、世界を支えている大切な一人です。愛ある世となり、争いのない平和な世界となることを心より祈ります。
< 園 長 >  
めぐみ農園
年長組
年中
年少組
もも組れんげ組・未就園
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園
無断複写・転用・転記はできません。