園だより5月号 巻頭言
<主 題>
 5・4歳児”なんでだろう、どうしてだろう” 
 3歳児”かんじて”  2歳児”だいじょうぶ”
<聖 句>
2026年度 年主題聖句
 年主題聖句 「主があなたと共におられる。」
            (ルカによる福音書1章28節)
 5月の聖句
「これは、主がなさったことで、
      わたしたちの目には不思議に見える。」
           (マルコによる福音書12章11節)

 嬉しい春を迎えて始まった4月の歩みを終えて、早くも5月の歩みに入ります。4月2日から始まった幼稚園での2026年度の教育・保育の提供において、私は子どもたちと顔と顔とをしっかりと合わせ、心を通わせて日々の歩みをして来たつもりです。寂しさや不安で涙する子どもと共にゆったりとした時間を過ごし、笑顔になるのを待ち続けました。色々なものに目を向け、色々な音に耳を傾けて、様々な事に心を動かしながら、子どもと共に豊かな時間を過ごさせてもらいました。私にとっては、とても貴重で大切な時間でした。しかし、子どもにとってどうであったかは分かりません。私は、泣き声や笑い声でとても賑やかだった幼稚園の日々において、礼拝の中で“安心しなさい。わたしだ。恐れることはない。”(マタイによる福音書14章27節)という聖句を子どもたちに伝えました。ここ“めぐみ”は、
何にも恐れることのない場所で、神様の愛と守りに包まれているから安心して過ごしてほしいと伝えました。“めぐみ”が、集う全ての子どもにとって、例外なくどの子にとっても、安心して集い、喜びと楽しみに満たされる場所になることを願っています。先月の園だよりでもお伝えしましたが、私は牧師である園長として、マザー・テレサが大切な人に伝えてきた“あなたは愛されて生まれてきた大切な人。”であり、“わたしたちは、愛し合うために生まれてきたのです。”という言葉が、“めぐみ”の子どもたちの心の中に自然と浸透していくことを心より願っています。(子どもだけでなく、大人の心にも…)

 私たちの生かされている世界において、最近流れてくる様々な情報を聞く時、人と人とが互いを思いやり、愛し合うことが必要であることを痛感させられます。自分(自己)中心、人間中心的な生き方をする人が多く、他者や自然に思いを寄せることが難しくなっている様に思います。世界的には争い、戦争が絶えず、自然破壊も収まらず、身近な所でも、事件・事故において人の命が奪われています。本来、人は愛し合うべき存在で、助け合い、支え合い、補い合いながら歩むことで豊かな世界が築かれていきます。私たちの生かされている世界は、当然の事として個々に様々な異なりがあるからこそ、他者のことを思いやることが必要なのです。私たちの限られた自分好みのコミュニティーでは、排他的になり、豊かな交流の場とはならないのです。様々な異なりが尊重され、個々の力が用いられることにより、広がりの有る豊かな世界が与えられるのです。

 今、多くの悲しい現実が生じる世にあって、私たちは、神様の与えてくださっている世界を知り、その世界をじっくりと味わうことが求められているのではないでしょうか。神様の与えてくださっている大切な世界を、人は自分好みに破壊し、変えてきました。せっかく与えられている素晴らしい世界を人は、拒絶してしまったのです。そんな私たちは、今、身の回りの様々な出来事や色々なもの(者・物)に心を向けることが大切です。そのことを通して“これは、主がなさったことで、わたしたちの目には不思議に見える。”という今月の聖句を味わうことが出来ます。過ぎたひと月、新しい個性豊かな子どもたちの出会いの場“めぐみ”では、ロバート・フルガムの“人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ”という言葉を実践すべく、外で、砂場で、多くの時間を費やし、良く遊びました。幸いなことに外で遊ぶことのできる天候が与えられ続けて、自然の助けも受けて、
異なる年齢と個性を持つ子どもたちみんなが、砂場で、園庭で、幼稚園で色々な経験をすることができました。桜の花が咲き誇る頃から、ひらひらと散りゆく頃まで、寒くも暑くもなく、心地よい環境の中で過ごすことが出来ました。良き日々が与えられたことを神様に心より感謝致します。新しく与えられた一年、子どもたちが笑顔で過ごせる場所でありたいと願っています。子どもたちが神様と多くの人に愛されて過ごせますことを心より祈ります。
< 園 長 >  
めぐみ農園
年長組
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園
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