園だより1月号 巻頭言
<主 題>
 5・4歳児”広がる” 3歳児”じっくりと” 
 2歳児”いっしょ”
<聖 句>
 年主題聖句 「わたしはあなたと共にいる。」
            (イザヤ書43章5節)
 1月の聖句
   「イエスは知恵が増し、
        背丈も伸び、神と人とに愛された。」
           (ルカによる福音書2章52節)


 新年、明けましておめでとうございます。私達は新しい年2026年を迎えることができました。そのことは当たり前ではなく、とても貴重で感謝すべきことです。そのことを確かめ、喜び合うのが、新年を迎えた時の挨拶ではないでしょうか。そこに命があるからこそ、交わせる大切な挨拶の言葉です。過ぎた2025年の一年を振り返ると、色々なことがありました。嬉しいことだけでなく、悲しいことも経験されたのではないでしょうか。絶え間なく起こる戦争や争い、異常気象による自然災害、地殻変動による大きな地震、人による事件、事故、愛する者との別れや突然の病等、自分ではどうすることも出来ない数々の事を経験した人もいたでしょう。ですから、今この時を笑顔で迎えられることは奇跡なのかも知れません。当然、住む場所や環境や状況等によって、人それぞれの歩みが異なります。私達は、そのことにも思いを向けつつ、今を与えられていることを喜び、感謝し、大切な日々を豊かに歩んで行きましょう。そして、私達は他者と共に生きる世界において、自分の成すべき役割に力を注ぎましょう。私達は生かされているからこそ、新たな営みが与えられてきます。たとえ、苦しみ、悲しみの中にあったとしても、その中には次に繋がる大切な事が与えられており、それぞれの歩みのただ中で希望を見出す事ができます。アンパンマンの作者である“やなせたかし”さんが、『絶望の隣は希望です!』という書物の中で、“生きていることが、理屈なしに大切です。今日まで生きてこられたなら、少しぐらいつらくても明日もまた生きられる。そう思って、とにかく生きてみる。そうやっているうちに、次が拓けてくるのです。”と記し、“ひとりひとりの力はとても弱い。しかし、力をあわせれば、山をも動かせるのです。僕も多くの人に助けられ、支えられてきました。みんな支え合いながら、生きているのです。”とも記しています。新しい一年がそれぞれにとって、愛と希望に満ちた年と成りますことを心より祈ります。

 子どもたちと新しい年を始める1月の聖句は“イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。”です。この聖句は、クリスマスに誕生したイエス様の子ども時代を記している数少ない聖書の箇所の一部です。聖書から分かることは、イエスはナザレの町で両親と共に過ごし、「幼子はたくましく育ち、知恵に満ち、神の恵みに包まれていた。」事と、「イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。」事です。イエスは、神の子としてマリアとヨセフに育てられましたが、その歩みの背後でいつも大きく関わってくださったのは神でした。イエスは、成長して助けを必要とする人に対して神の言葉を語り、神の働きをするまでは、ナザレにおいて両親(家族)と共に過ごし、周りの人と様々なことを通して交わりながら成長していきました。その間、イエスは神の恵みに包まれ、神と人とに愛されて育ったのです。子どもたちの成長にとってもとても大切なことです。人と人との中での生活ですので、他者と様々な関わりがあります。当たり前の事です。そこで大切なことは、人に愛されることです。愛するのは、自分の側からのことですが、愛されるのは、他者からのことです。つまり、人と人とがより良い関係を築いていないと、愛し合うことはできません。イエスは、いつも周りの皆に語り続けてきたことは、“神を愛し、隣人を愛しなさい”でした。これが人の命の営みの源であり、愛の原点です。そのことを幼い頃から身につけていることが何よりも大切だったのです。私達はどうでしょう。子どもたちはどうですか。人の歩みに必要なことは、何かが出来るか否かではなく、助け合えるか否かということではないでしょうか。自分一人で出来なくても助け合えれば可能と成ることは数多くあります。それも仕方なくや嫌々ではなく、当たり前の事として、喜んで行うことが求められています。“めぐみ”の子どもたちがそんな愛を与えられ育つことを心より願っています。

 今迎えている1月は、それぞれの学年・クラスでの締めくくりの時となる3学期の始まりです。子どもたちの成長にとって大切な時です。子どもたちが今まで共に歩んできた仲間と心と思いをひとつにして、豊かな時を刻み、神と人とに愛されて大きくなってほしいと思います。きっとそのことが、子どもたちに見えない力が与えられ、子どもたちの将来、未来を切り拓く礎となると、私は信じています。
 
< 園 長 >  
年長組
年中組
年少組
もも組
小さなつどい
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園
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