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| 園だより12月号 巻頭言 <主 題> 5・4歳児”知らせよう” 3歳児”よろこびいっぱい” 2歳児”わくわくするね” <聖 句> 年主題聖句 「わたしはあなたと共にいる。」 (イザヤ書43章5節) 11月の聖句 「その名はインマヌエルと呼ばれる。」 この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。 (マタイによる福音書 1章23節) |
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いつの間にか秋は深まり、朝に夕に寒ささえ感じる日々となってきました。いよいよ寒さの厳しい冬の到来ですね。幼稚園に集う子どもも大人も、体調を整えて元気に12月が過ごせるようにと願っています。私達は、寒い冬を前に、豊かな実りの秋を経験することができました。運動会から始まり、遠足や散歩、サツマイモの収穫、収穫感謝礼拝と収穫物によるクッキング(年長組)等、自然の営みの変化を見て、触れて、食べて、色々感じつつ、心も体も満たされて過ごすことができました。様々なことを通して、豊かな秋を経験させてくださった神様に心より感謝します。そんな営みを楽しんで来て、気づけばもう冬はそこまでやって来ています。日が昇るのは遅くなり、日の沈むのが早くなり、日照時間が短くなりました。幼稚園を開ける時も、仕事が終わり帰る時も、日はなく真っ暗です。当然のことですが、気温も低くなり朝晩も寒くなってきました。しかし幸いなことに、まだ日中は半袖で過ごせる日も与えられています。季節の変わり目で気候が変化し、色々な病気が流行ります。特に今年は、いつもより早くインフルエンザの流行の時期となっています。様々なことに気をつけながら、今から迎える大切な日々を、幼稚園に集う皆が、喜びと感謝に満たされて過ごせるようにと祈るばかりです。 さて、12月となり、いよいよ私達は“めぐみ”にとって大切なクリスマスを迎えます。クリスマスは、神様が愛無き人の世に愛を与えてくださった大切な日です。神様は自らが痛み、苦しみ、悲しみを負いながらも、人に対して愛していることを現すために大切な独り子であるイエスを世に遣わしてくださいました。その困難は、イエスの父と母に選ばれたヨセフとマリアにも与えられたことでした。その困難を乗り越えるには、神様の助けが必要でした。その力となる言葉が12月の聖句として与えられている、父ヨセフに対して天使が夢に現れて語った“「その名はインマヌエルと呼ばれる。」この名は、「神は我々と共におられる」という意味である。”という言葉です。この言葉の前には“見よ、おとめが身ごもって男の子を産む。”と言う言葉が記されています。おとめが身ごもることになる母マリアは、天使よりヨセフと結婚する前、婚約中に妊娠する知らせを受けたのです。救い主イエス・キリストの誕生は、母マリア、父ヨセフにとって嬉しい知らせというよりも神様からの大切な役割が与えられた大変な知らせでした。二人にとってそれを信じ、受け入れ歩むために、神が共におられることが支えとなりました。何故なら、神の子イエスの誕生の出来事は、人々の価値観や宗教的、社会的な定めにおいては、不謹慎な、律法違反とも成りうる受け入れられないような事だったからです。しかし、そこには神の子としての大切な誕生の出来事があったのです。イエスは、ローマ皇帝の命令下で身重で旅に出なくてはいけなくなった両親が、到着したベツレヘムで宿泊場所に恵まれず、家畜小屋で誕生し飼い葉桶に寝かされました。暗闇の中、この世の片隅とでもいえるような所が、神の栄光を現す場所となりました。神の愛は、地の隅々にまで及ぶのです。イエスは、人の命を生かすために、十字架にかかり自らの命を神に差し出しました。その愛こそが、人を生かす行いなのです。自分中心の世において、他者に思いを馳せることが求められているのです。神の愛が示されたクリスマスが世界中で愛の現れる日となることを心より祈ります。 先月の園だよりでも引用しましたが、アンパンマンの作者であるやなせたかしさんが、『明日をひらく言葉』という書物の中で、大切なことを伝えてくれています。 “生命の誕生そのものが奇跡なのだ。ぼくらはみんな奇跡の人なのである。人生は喜怒哀楽、喜びもあれば、悲しみもある。その喜怒哀楽の経験を次世代に伝え、生命をつないでいくのだ。 災害があると、その貴重な命が、一瞬にしておびただしく奪われてしまう。本当に悲しいことだが、その悲しみを越えて、残された者は何としてでも生きていかなければいけない。残された者は、互いに助け合い、命を有意義に使っていこう。生命は、はかなく、か弱いものだが、一方で、したたかで強い面を持っている。焦土から新しい草が芽生え、枯れたと思えた木にも花は咲く。日はまた昇り、春はまためぐってくるのだ。” いつ何が起こるか分からない世にあって、今を生かされていることに感謝し、希望を抱き、愛ある世界を求めて歩み続けましょう。 |
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| < 園 長 > | ||
| 年長組 | |
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| 年中組 | |
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| 年少組 | |
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| もも組 | |
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