園だより6月号 巻頭言 <主 題> 5・4・3歳児”みつける” 2歳児”あれっなんだ” <聖 句> 「見よ、それは極めて良かった。」 (創世記1章31節) 写真:朝、野菜やお花に水やりをしています。 |
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新しい月を迎えました。私は4月・5月を子どもたちと過ごす中で、様々なことに気づかされて今を迎えています。神様から与えられる出会いと交わりの大切さを痛感しています。ゴールデンウィーク等もあり、まだ新しい環境に慣れない子どもたちもいますが、今までの出会いを大事にしつつ、新しい出会いと交わりを大切にして過ごしてほしいと願っています。これからの子どもたちの成長にとって欠かせないことです。一日も早く、“めぐみ”に集っている子どもたちみんなが笑顔で過ごせるようになってほしいと思っています。私にとって“めぐみ”での子どもたちとの生活は、力の源になっています。一日一日成長し、変わっていく子どもたちの姿は驚きであり、喜びです。“めぐみ”には個性豊かな子どもたちが集っています。その一人ひとりと真剣に向き合う時、言葉かけや関わり方が異なります。何故なら、子どもたち一人ひとりにとって必要なものが違うからです。その個性を活かしつつ成長して行く時、子どもたちは必ず自らの輝くものと出会って行きます。 卒園して行った“めぐみっこ”が小学校で、中学校で、高校で、大学で、社会に出て、それぞれの持ち味を活かし輝かせている姿に出会います。その基礎は、幼児期にあると思っています。幼い子どもの成長段階を越えて、みんなに同じことを行う様に強制して、外れることを否定することで、その芽は摘まれてしまいます。“めぐみ”では、幼児期にしかできない遊びや生活を通して、様々なことを学び、見出し、身につけて歩むことで、人としての豊かさが与えられると信じて教育・保育の提供をしています。『人生に必要な知恵は、すべて幼稚園の砂場で学んだ』(ロバート・フルガム)と語られている通りです。初めての社会(集団)としての“めぐみ”の生活において、子どもたちが、神から与えられたありのままの姿で、互いの異なりに気づき、認め合いつつ、それぞれの成すべき事に心を向けて、のびのびと笑顔で過ごせることを大切にし続けていきます。それは、やがて自分中心ではなく、集団生活において他者を思いやる優しさに繋がっていきす。一つのことを成す中で、それぞれの役割や姿は異なり、その一つのことに思いを向けて歩めれば、それで良いのです。私が、その歩みの大切さを実感させられている相田みつをさんの言葉をご紹介します。 “みんなほんもの” トマトがねえ トマトのままでいれば ほんものなんだよ トマトをメロンに みせようとするから にせものになるんだよ みんなそれぞれに ほんものなのに 骨を折って にせものになりたがる “夢はでっかく 根はふかく” “いのちいっぱい じぶんの花を” “どのような道を どのように歩くとも 命いっぱいに 生きればいいぞ” 個性豊かな子ども達と過ごす6月に与えられた聖句は、“見よ、それは極めて良かった。"です。この聖句は、神が天地を創造れた時に、全てを造り終えて見渡し語られた言葉です。その時、“神は御自分にかたどって人を創造された”と記されており、“人は独りでいるのは良くない。彼に合う助けるものを造ろう。”と異なる存在として他者を創造されました。その人間は、助け合いながら、周りにある自然や様々な生き物を大切に守り育てる役割が与えられました。しかし、残念ながら今の世は、神の“良かった”という世界ではなくなっています。人間は、自分たちの都合で自然を破壊し、様々な大切な命を奪い、人間同士も傷つけ合い、命を奪い合う歩みをしてしまっています。だからこそ、この大切な神の言葉を子どもたちとの生活で、味わいたいと思います。6月は“子どもの日・花の日”礼拝があり、神の与えてくださっている花を通し、大切な色とりどりの命の営みに心を向ける時が与えられます。そして、花だけでなく、神の与えてくださっている様々な大切な命に心を寄せて過ごす時となります。自分中心の世の中にあって必要なのは、人のことに思いの寄せられることです。神様は、助け合って生きるように、異なる存在として人を造られ、互いを思いやる愛を与えてくださいました。すべての人が笑顔で過ごせる愛ある世界が来ることを祈ります。 今年度は、“めぐみ”に新たな異なりを持つ仲間の加わる機会として、学童保育、一時預かり保育、プレ保育、小さな集いの一歳児、二歳児、3号認定子どもの受け入れ等の新しい事を始めています。子どもたちにとって、より良い環境作りが行えるようにと願っています。 |
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< 園 長 > |
めぐみ農園 |
今年のめぐみ農園、新しくさつまい、ゴーヤ、三尺ささげを植えました。 なすびとトマトは小さい実がつき始めています。 あさがおとひまわりの種も蒔きました。 |
年長組 | ドッジボール、縄跳び、かけっこといっぱい身体を動かしています。 |
年中組 | ステップあそびや、リズムあそびでの、あひるやこうま。みんな身体の使い方が上手になってきました。 |
年少組 | ホールでのリズムあそび。 裸足になって靴下を自分の靴に入れる事からはじまります。毎回笑顔で取組む子どもたち。 いっぱい動いたので給食のパンをガブリ! |
もも組 | |
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