園だより5月号 巻頭言
<主 題>
 5・4・3歳児”うごきだす” 2歳児”だいじょうぶ”
<聖 句>
 「沖に漕ぎだして網を降ろし、漁をしなさい。」
                (ルカによる福音書5章4節)
写真:年長組の春の遠足は、こいのぼりの袂からスタートです
  2024年度の新しい歩みが始まりました。子どもたちは、それぞれが新しい環境の中で、期待と不安を抱き、ワクワク、ドキドキしながら日々の歩みをしてきたことでしょう。大きくなったことで喜びいっぱい笑顔で過ごす子どもたちもいれば、まだまだ新しい出会いや交わりの中で、自分の居場所を見つけられずに、緊張と不安な表情をしている子どもたちもいます。当然のことでしょう。まだ新しい歩みが始まったばかりです。焦ることなく、ゆっくりと色々な楽しみを見つけながら、“めぐみ”での園生活を喜びで満たしてほしいと願っています。子どもたちは、一年をかけてきっと成長していくことでしょう。

 子どもたちにとって、誰と出会い、どこで、どんな関わりをし、どの様に過ごしてきたかが将来の歩みに大きく関わってきます。ドロシー・ロー・ノルト著の『子どもが育つ魔法の言葉』という本の冒頭に記されている詩「子は親の鏡」の中にその影響の大きさが伝えられています。一部分とはなりますが紹介します。

   愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ
   認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる
   見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる
   分かち合うことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ
   親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る
   子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ
   やさしく、思いやりを持って育てれば、子どもは、やさしい子に育つ
   守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ
   和気あいあいとした家庭で育てば、
   子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる

 私たちは、神様に与えられた出会いの中で、子どもたちのこれからを担っています。子どもは、将来・未来に向かって歩み続けています。そんな子どもたちは、無限の可能性をもっています。それを邪魔する事なく、より良く歩めるように見守り、子どもに寄り添って歩めれば幸いです。その助けとなる言葉も『子どもが育つ魔法の言葉』の中に記されています。

  ・親は子どもから 子どもは親から 学んでいきます
  ・お母さん、お父さん のんびりかまえて気楽に
   ゆっくり 手をゆるめて ゆかいに楽しく 暮らしという名の織物に
   しなやかで明るい色の糸を織りこむのを どうかお忘れなく
  ・あわただしい日々の暮らしの中でも
   体の声に耳を澄ますことを 忘れないでください
   食べ物や水 睡眠 休みが必要なことを
   体がどんなふうに知らせるか 子どもはそれを親から学びます
  ・いつも感謝の心を……
   大きなことに感謝するのはかんたん でも目立たないことに感謝するのは?
   どんな小さいことにでも 「ありがとう」と言ってください

 新しい月を迎えて、子どもたちと共に大切な時間を歩み出します。その歩みを導く5月の聖句は、「沖に漕ぎ出して網を降ろし、漁をしなさい」です。これは、神様の子イエスが、神様の働きをするために弟子たちを選ばれた出会いの場面で語られた言葉です。漁師のシモンたちが一晩中漁をしていたのに、一匹も取れずに網の手入れをしていた所にイエスが来て、この言葉を語られました。疑いつつも彼らが、イエスの言葉に従い漁に出て網を降ろしてみると、 網が持ち上がらない程魚が入っており大漁となりました。この出来事を受けて、四人の漁師が弟子となり、イエスと共に神様の働きをするようになったのです。この出会いにより、それぞれが新たな一歩を踏み出しました。私たちも様々な出会いを大切にして、これからの歩みが豊かなものとなることを信じて過ごしたいと思います。
< 園 長 >  
めぐみ農園
今年のめぐみ農園、ミディトマト、ミニトマト、三尺ささげ、ピーマン、なすび、きゅうりから始まりました
年長組 春の遠足は、歩いて苔谷公園へ。
年中、年少・小さなつどいのお友達に見送られ出発しました。
当日、朝方までの雨で現地での昼食は無しになりましたが、広場では長縄あそびを楽しみました。
帰りもしっかりと歩いて幼稚園の到着しました。
年中組 遠足終了後にアップします
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園
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