園だより12月号 巻頭言
<主 題>喜びあう
<聖 句>
 「ひとりの男の子がわたしたちに与えられた。」
                (イザヤ書9章5節)
写真:めぐみ幼稚園の冬の風景です
 
子どもたちは今、神様から与えられた秋のたくさんの恵みを受け取りながら、喜びと感謝に満ちた日々を過ごしています。子どもたちが春に苗を植えて、長い間大切に育ててきたさつまいもは、土の中で大きく育ち、多くの収穫を得ることが出来ました。この収穫は、見えないところで神様が養い育ててくださり、豊かな実りを与えてくださったことを知り、感謝する時となりました。また、秋の自然の中に出掛けた山登り遠足や明石公園・垂水健康公園への遠足、舞子墓園への散歩においては、子どもたちの心と体を満たしてくれる秋の豊かな恵みを受け取る機会となりました。今しかない大切な季節を、子どもたちと共に味わいつつ、満喫して過ごせていることを感謝します。それに加えて子どもたちは、私たちの命の営みを日々支えてくれている沢山の地の実りである収穫物を持ち寄り、神様と育ててくださった方々への感謝の思いを込めて、収穫感謝礼拝の時を過ごしました。その際には、子どもたちを通して各家庭・各所より貴重な食べ物が寄せられたことを嬉しく思い、心より感謝します。その一つの出来事の中で、年長組がクッキングでカレー作りをしたり、様々な食べ物を見る時、知る時、食する時が与えられ、良き食育の機会ともなりました。また、みんなが持ち寄った与えられた食べ物を分かち合い、味わうことが出来ました。ご協力ありがとうございました。神様の恵みをいっぱいに受けて実りの秋を過ごしてきた子どもたちは、いよいよ、神様からの最大のプレゼントであるイエス様の誕生を喜び祝う日を迎えようとしています。クリスマスの出来事が、すべての人の喜びとなることを心より願っています。

 子どもたちは、礼拝毎にアドベントクランツのローソクの火を一本ずつ増やして灯しながら、4本目のローソクの火が灯される日を楽しみにして、クリスマスの準備を行っています。私たちは、平和の中で、心穏やかにクリスマスを待ち望んでいますが、世界を見渡すと、ウクライナやガザでは争いの中で、多くの幼い貴い大切な命が奪われています。そんな悲しい現実の中であってもクリスマスは訪れます。

 イエスの誕生したクリスマスは、喜べない状況の中にある人々が、神様の愛に満たされて、温かく優しい穏やかな出来事として与えられ、喜びに満たされた日です。今、わたしたちの周りでは、戦争や病気や災害や貧しさ等の中で、クリスマスの喜びとは程遠い生活を強いられている人がいます。特に戦闘においては、今なお多くの人が命の危機に脅かされ、安らいで過ごせる場所を奪われ続けています。このことは、イエスが家畜小屋で誕生した時の状況と同じです。イエスの両親は、ローマ皇帝の命令で住民登録の為に、出産を間近にしながらも生まれ故郷までの長い旅に出掛けなくてはいけなくなりました。それは、若い夫婦にとって苛酷な旅を強いられることでした。権力者の身勝手な支配欲により、弱く小さい者がさらに虐げられる状況が生じたのです。マリアとヨセフの旅は、大切な命を宿した大きなお腹の若い夫婦を見ても、誰も泊めてくれないという現実を露にするものとなりました。そのことにより、両親が泊まる場所がなく家畜小屋で夜を過ごした時に、イエスの誕生は起こるのです。それゆえに、生まれたばかりの子どもを寝かせる所もなく、動物の餌箱である飼い葉桶に寝かせることになりました。若い夫婦は、その場、その時にできる最大の配慮として、固く汚れている飼い葉桶に柔らかい藁を敷き詰め、生まれたばかりの赤ちゃんをきれいな布に包んで寝かせたのです。

 そんな、悲壮感も漂うような幼な子の誕生ではありましたが、そこに喜び祝いに来てくれた羊飼いと異国の学者たちがいました。暗く、寒く、淋しく、臭い家畜小屋は、明るく、温かく、賑やかで、香油漂う場所となりました。宗教的に、民族的に排除されてきた人々が、神に選ばれ、すべての人の救い主が誕生した事を知らされ、喜び勇んで、急いで大切な捧げ物を携えて救い主イエスの誕生を祝しに来たのです。誰にも知られず、誰にも認められなかった救い主の誕生を心から受け入れ、喜ぶ人々によって、クリスマスの出来事は祝われました。救いを最も必要とする人々に、神様は最大の贈り物として、イエスの誕生を伝えてくださいました。今から迎えようとする私たちのクリスマス、神様の愛に満ちた思いを受け止め、みんなで喜び祝うことが出来る日となることを心より願います。クリスマスを迎える度、神の愛が世に満ちて、憎み争う世ではなく、互いを思いやる愛に溢れる平和な世となり、欲望渦巻くクリスマスではなく、喜び分かち合えるクリスマスがいつの日か迎えられるようになることを祈り続けます。地に平和が訪れ、すべての人の喜び合えるクリスマスとなりますように!
< 園 長 >  
年長組 収穫感謝礼拝で寄せられた野菜を、自分たちで洗い・皮をむき・切ってカレー作りをしました。
年中・年少・もも組に伝えてるお仕事もしました。
出来上がったカレーのお鍋は空っぽになりました。
年中組 めぐみ幼稚園で最初のクリスマスを迎えました。
寒さに負けず、かけっこ・縄跳び等しっかりと身体も動かしています。
年少組 めぐみ幼稚園で初めてのクリスマス、みんなで心を合わせてクリスマス会の準備をしています。
もも組 寒さに負けず、外あそび・リズムあそび等を楽しんでいます。
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園
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