園だより5月号 巻頭言
<主 題>動き出す
<聖 句>
 「主よ、お話しください。僕は聞いております。」
                (サムエル記上3章9節)
写真:今年もめぐみ農園では、ミニトマト・ピーマン・なすび・三尺ささげを植えました。
  新年度を迎えて、一日の保育が始まり、幼稚園に子どもたちの賑やかな声が戻ってきました。子どもたちは、新たな環境の中で、様々な思いを秘めつつ、“めぐみ”での生活をしています。その思いを受け止めつつ、子どもたちが心からの笑顔で過ごせるようになることを願っています。その大切な新しいひと月が与えられました。

 今月の聖書の言葉は、神様が呼びかけられた時に応える言葉として語られています。それは、ある日神殿で神様の働きの手伝いをしていたサムエルという少年に、神様が三度呼びかけた時の事として記されています。私にとって大切なことは、神様の呼びかけに気づくこと、
そしてその声にすぐに応えることです。ここでは私たちに命を与え養ってくださっている創造主なる神の言葉を、素直に聞く事の大切さが示されています。“めぐみ”では、毎週の礼拝の中で神様の言葉を大切に日々の歩みを行っています。その言葉は、私たちをより良く生かすための言葉です。人は、互いが助け合うために異なる存在として創造されました。違うからこそ補い合い、助け合い、支え合うことが大切なのです。しかし、残念ながら異なる存在ゆえに、時として争い、傷つけ、殺し合う事もあります。それでは、神様の思いから遠くはなれてしまい、存在意味を失います。人は、愛し合う存在として生かされています。そのことを大切に“めぐみ”では、年齢・性別・個性・特性・体格・環境・賜物等の違いを認め合い、様々な違いを越えて思いやり、共に喜び分かち合える場となることを目指し、子どもたちの心と体の健やかな成長を願い続けています。なぜなら、人間の基礎を培う幼少期は、とても大切であり、今しかないからです。今年度、“めぐみ”では満3歳児を受け入れて歩み始め、さらに小さな未就園の子どもたちが集える場として園舎開放(開放ルームこすもす)も始めました。小さな子どもたちが来ていることで、そこに思いを向けている園児たちの姿がとてもいとおしく思えます。子どもたちの心と体が豊かに育ち合う場とし、“めぐみ"が神の楽園となることを祈っています。

 神様の声を素直に聞き、自らの歩みの中で実践し、インドの貧しい人々と共に生きる歩みをしたマザー・テレサが、大切な言葉を多く残しています。私はその言葉に励まされ、大切にしているので、紹介します。

 ◇すぐに決めつけてはいけません。相手が何をしているかはわかっても、
   なぜしているか はわからないからです。
 ◇できないのではありません。できることがちがうだけです。
 ◇わたしは困難なことを問題とは呼びません。むしろ、チャンスと呼びます。
 ◇昨日は過ぎ去りました。明日はまだ来ていません。わたしたちにあるのは今日だけです。

 さあ、今はじめましょう。

 私は、子どもたちとの“今”を大切に過ごしたいと願い歩んできました。今しかないかけがえのない日々を喜びで満たしてほしいと思っています。そして、私が様々な場面で、共感する詩を記しておられる澤田直見さんという人がいます。その詩も紹介させて頂きます。

 ◇今は今しかないことに気がつけば…

 もう少しだけ優しくなれる もう少しだけ強くなれる 幸せいっぱい感じられる
 子育てにとって大切な言葉ではないでしょうか。私は、“めぐみ”で子育てを頑張ってる人々と出会い、子どもたちの“今”を大事に共に過ごせることを嬉しく思っています。子育ては、大変かもしれませんが、今しかありません。子どもと共に過ごすことで、沢山の喜びと幸せが与えられます。共働きの中で、苦労しつつも工夫し、楽しみながら3人の子育てを終えて、今を迎えている私の思いです。子どもたちが、今それぞれの与えられている場で、豊かに用いられて歩んでいる姿に幸せを感じています。
< 園 長 >  
年長組 年長組、春の遠足で舞子台緑地公園に出かけました。
公園では、バナナ鬼ごっこや長縄を使っていっぱい身体を動かして楽しみました。
年中組 年中組、春の親子遠足で明石公園に出かけました。
二人で出来ること・もうじゅうがり・親子ペンギン・かけっこ・かくれんぼ等いっぱい身体を動かして楽しみました。。
年少組 年少組、春の親子遠足で平磯芝生広場に出かけました。
ミックスジュース体操・いただきマックス・めぐみ幼稚園クイズ・かけっこ等いっぱい身体を動かして楽しみました。。
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園
無断複写・転用・転記はできません。