園だより3月号 巻頭言 <主 題>響きあって <聖 句> 「強く、雄々しくあれ。」 (ヨシュア記1章6節) 写真:県商で育った大根35本をいただきました。 |
||
いよいよ2022年度もあと少しで終わろうとしています。子どもたちは、それぞれが過ごしてきた“めぐみ”での姿をお家の方々に見ていただく生活発表会の取り組みを通して、大きくなることが出来ました。子ども達は、一年間を共に歩んできた仲間と、互いに支え合い、補い合い、助け合い、喜びを分かち合い、感謝に満ちた時を過ごしてきました。そのことが、 子ども達の大きな成長に繋がりました。とても心温まる機会が与えられてきたことを感謝します。子ども達が取り組む中で広がる笑顔は、私たちに豊かな力を与えてくれました。 一年の歩みの中で、子どもたち一人一人の与えられている個性が、様々な形で活かされてきたことを感じます。そこに子どもの世界の豊かさを感じます。この世においては、人は大なり小なりの色々な違いや異なりを持って歩んでいます。神様は、敢えて異なる存在として人を造られました。そして、その違いや異なりを活かすことを大切にするように私たちを生かしてくださっています。違うからこそ、様々な世界は広がります。しかし、残念ながら、自分中心に物事を考えると、違いや異なりを認めることができず、それを排除しようとするのです。違いや異なりにも色々なものがあります。“めぐみ”では、色々な異なりの中で、共に生きることを大切にしています。生活発表会の取り組みもそれぞれの学年が発表会の日が違うことで、それぞれの学年のことを考えつつ、色々な工夫をしながら過ごしてきました。特に各学年の発表会当日は、他学年の子ども達は発表会の学年の事に思いを寄せつつ、成功を祈りつつ、過ごしました。発表会は、年中組から始まり、年少組、年長組と一週間毎に行われ、自分のクラス、学年の事だけを考えて過ごすのではなく、他の学年を思いやることで、 愛ある豊かな心が養われました。その養いの源に礼拝があり、そこで与えられる聖句にありました。“一緒に喜んでください”(1月)、“ここに愛があります”(2月)の言葉により、共に“めぐみ”で過ごす仲間の事を思い、大切にすることで喜びと感謝に満たされました。 2022年度最後となる3月の聖句は“強く、雄々しくあれ”です。神様に与えられた場所で共に過ごす仲間が与えられ、神様の豊かな愛と恵みを受けてきた子ども達が、それぞれ新しい歩みに一歩を踏み出すために与えられている聖句です。年中組へ、年長組へ、小学校へ歩み出す力は、もう既に与えられています。そのことを信じて、希望を持って歩み出してほしいと思います。この聖句に込められている《ねがい》は、“いつもイエスさまが共にいてくださっていることを信じて新しい生活に希望をもつ。”ことであり、“神さまのくださった世界は良いもので満ちているという希望をもつ。”ということです。 さて、“めぐみ”の仲間である年長組が、もうすぐ卒園の日を迎えます。新型コロナウイルスの感染による影響を受け続けた三年間、様々な事を経て、子ども達は今の時を迎えています。子ども達は、共に育つ場所が与えられることにより、他者との出会いの中で育ち合うことができました。それを支えてくださった家族の方々と神様に心から感謝しています。今年も、“めぐみ”の卒園式で歌い続けてきた“ さよならぼくたちのようちえん”を歌います。子ども達に“めぐみ”で過ごした日々を大切にしてほしいという願いからです。 さよならぼくたちのようちえん 詩:新沢としひこ 曲:島筒英夫 1.たくさんの毎日を ここですごしてきたね なんど笑って なんど泣いて なんどかぜをひいて たくさんのともだちと ここで遊んできたね どこで走って どこでころんで どこでけんかをして さよなら ぼくたちのようちえん ぼくたちの遊んだにわ 桜の花びら ふるころは ランドセルの一年生 2.たくさんの毎日を ここですごしてきたね うれしいことも かなしいことも きっと忘れない たくさんのともだちと ここで遊んできたね 水遊びも 雪ダルマも ずっと忘れない さよなら ぼくたちのようちえん ぼくたちの遊んだにわ このつぎ 遊びにくるときは ランドセルの一年生 今“めぐみ”で与えられている日々が、どれ程大切であるかを痛感します。“めぐみ”が、 子ども達の楽園として、様々な人と人との出会いの場であり、豊かな経験の出来る場であり続けることを祈ります。親子で勇気をもって新しい一歩を踏み出してください。 |
||
< 園 長 > |
年長組 | 年長組、生活発表会に向けて取り組んでいます。 ドッジボール・縄跳び等残り少なくなった日々を楽しんでいます。 |
年中組 | 年中組、鬼ごっこ・縄跳び等いっぱい楽しんでいます。 |
年少組 | 年少組、雛飾りを作っています。 園庭でからだをいっぱい動かして楽しんでいます。 |
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園 無断複写・転用・転記はできません。 |