＜主 題＞感じる
＜聖 句＞
「わたしがあなたがたを愛したように、
互いに愛し合いなさい。」
（ヨハネによる福音書15章12節）
写真：ようちえんで採れた柿。甘いんですよ。
うれしい秋の実りを心や体で感じながら、子どもたちと共に過ごせる幸いを感謝します。10月には、次年度の入園募集から始まり、みんなの運動会、お家の人との運動会、小さな集いの運動会、秋のめぐみ祭り(ミニ版)、年長組の山登り遠足と行われ、喜びと感謝に満たされる日々を過ごすことが出来ました(年少組･年中組の遠足も、きっと良き日となることを信じて今この文章を記しています）。2021年度の入園募集では、来年度を“めぐみ”で過ごしたいと願っている子ども達みんなを受け入れることが出来、程良い人数となりました。また、台風のため延期となったお家の人との運動会は、延期になった日々も子どもたちが運動会の取り組みを楽しんで過ごしてきて、良い天気の時が与えられ、全園児(219人)が揃って一番良い状況・環境の中で行うことが出来ました。それに加えて後日の小さな集いの運動会にも楽しく参加しました。そして、めぐみの会主催の秋のめぐみ祭りは、コロナ禍ゆえに縮小化されながらも、外でテントを張り行われ、子どもたちはお祭り気分を味わいました。感謝です。
その後迎えた年長の山登り遠足。一週間前から天気を気にしつつその日を待ちました。コロナ禍にあって、どんな山登り遠足を行うか、色々なことを配慮しつつ行きと帰りの方法を考えました。行きに関しては、電車、園バス、観光バス等を検討しましたが、昨年度行けなかった遠足のリベンジとしてコロナ感染予防に気を配りつつでも電車には乗せたい！と例年通りの山陽霞ヶ丘駅からの電車乗車に決めました。しかし、帰りに関しては、無理はせず観光バス２台(園バスは運行中の為)での帰園の方法としました。そこから動き出した山登り遠足の取り組み、初めに下見に行った時(10/3)、途中でスズメバチの巣らしきものがあり、何匹かが木の根元から飛び立っていたので、多人数でその側を通るのは危険と判断し、登山する道を再検討し、小雨や途中での雨等も考慮しつつ、2回目の下見に行き(10/18)、コースを決定。次の問題は天気です。一週間前から週間予報ではずっと雨。天気に応じての帰り方をいくつも検討して準備しました。昨年秋・年中時に計画された公共交通機関(バス・電車)を使った遠足は、雨で行けず、そのため特別に計画した3月の“大冒険”（遠足)も新型コロナウイルスの影響で行けず、それゆえに何とか行かせたい学年だけに天気を毎日気にしつつ迎えた当日でした。雨の予報が続く、あきらめ気分の中、沢山のてるてる坊主と神様への祈りにより、なんと前日の予報は午前中は曇りと変わりました。“ヤッター行ける”とみんなが思って迎えた当日でした。ところが朝の予報は変わり雨が降るかも。結局最終決定は、行くタイムリミットとなる当日９時半となりました。雨雲レーダーを何種類も見比べて、雨雲の様子を予想をしつつ、行けると判断、いざ出発。なんと出発とほぼ同時に雨がパラパラ、不安を抱えながら山陽霞ヶ丘駅へ。わたしの頭の中では、昨年の雨の中での年長組山登り遠足の経験から、もう雨の中の山登りは、無理しないと決めて迎えた今年の山登り遠足でしたが、今年も雨？でも、昨年とは雨の様子が違い、一時的であることを信じて、“めぐみ”で初めてとなる須磨浦公園駅(例年塩屋駅)からの山登りへ出発しました。そして、展望台に到着し、お昼とおやつを食べて展望台からの絶景を眺め、最後に旗振山頂へと向かい記念写真。その時小雨が…。幸い一時的でありほとんど雨が降る事なく、ロープウェイも使う事なく、予定通りに帰園しました。苦悩しつつ迎えた一日を喜びで満たしてくださった神様に心より感謝いたします。《追：年中組遠足も晴天となり、恵みと喜びと感謝の日が与えられました。》
そんな中で季節は、すっかり秋となり、わたしたちの周りには沢山の恵みが与えられています。その恵みを分かち合うために、“めぐみ”では様々な機会を用いていきます。その一つが収穫感謝日の礼拝と持ち寄られた物を活かした給食。なぜ分かち合うのでしょう。それは、神様からの贈り物だからです。子ども達が歌うさんびか「わたしたちのたべるもの」(こどもさんびか102番)の3番の歌詞は“大事なこの収穫は分かち合っていただく物 空を独り占めできないようにみんなのものだよ食べ物は 分かち合いましょう感謝の心で”となっています。わたしは、神様からの恵みを一杯与えられる今の季節だからこそ、子どもたちにそんな心が宿ることを祈り願っています。そして、互いを思いやり11月の聖句“わたしがあなたがたを愛したように、互いに愛し合いなさい”の世界を味わうことができれば幸いです。
