園だより7月号 巻頭言
<主 題>遊びこむ
<聖 句>
 「今日を喜び祝い、喜び躍ろう。」
         (詩編 118編24節)
写真:稲穂は、順調に育っています。収穫まで皆で育てます。
 
 やっと始まった幼稚園の生活、全てがいつもとはちょっと違う歩みとなりました。それゆえに、いつもとは違うことを色々考えなくてはならず、与えられた状況を最大限用いて行う教育・保育となり、充実して過ごせているように思います。幼稚園の再開は、分散登園で始まり、バス登園の“密”を避けるために学年での登園・生活とし、その後に学年毎で弁当日を設定して行い、それぞれの活動に対して全教職員が関わり、一つ一つを大切に、丁寧に子どもたちと過ごすように努力しました。限られた環境の中での今までと異なる取り組みなので、試行錯誤しつつの歩みです。今は、全園児の登園となり、感染のリスクは当然分散登園よりは高くなっています。それゆえに、様々なことに気を付けて過ごさなくてはならなくなっています。しかし、子どもたちの元気な声が響き渡ってこその幼稚園の歩みであることを実感する日々が与えられています。毎日子どもたちは、仲間と共に泣き笑いを繰り返しながら大きくなっていきます。新しい日々の歩みが、神様の愛と恵みに包まれて、喜びと感謝に満ちたものとなることを心より祈っています。

 とても私的なことになり申し訳ありませんが、とても嬉しい出来事があったのでお伝えします。それは、始まったばかりの幼稚園の歩みの中で、6月19日に迎えたわたしの誕生日を子どもたちがお祝いしてくれたことです。まだ、数日しか幼稚園に登園していない、僅かな限られた時間の中でその取り組みをしてくれた子どもたちと保育者に心より感謝しました。
特に“めぐみ”の生活が長い年長組は、その日体育があり、とても忙しい中で両クラス共が別々の時間にそれぞれの部屋へわたしを呼び出し、歌と手作りのプレゼントをしてくれました(玄関受付下に掲示)。例年は、4月からの生活の中で幼稚園にも慣れた頃の6月なので、保育の一つの取り組みとしても盛大なお祝いをみんなでしてくれてはいましたが、今年は2カ月の休園という状況の後で、サプライズを用意していてくれたことに驚きました。また、年長組から始まったお祝いは、降園の間際の時間のない中で、年少組・年中組にも広がり、あちらこちらでハッピーバースディを歌ってくれました。そんな子どもたち、教職員と共に歩めることを嬉しく思います。今年度もきっと“めぐみ”は、集う子どもたち、家族の方々、教職員が互いを思いやり、素敵な世界を創造していくことでしょう。

 さて、始まったばかりの“めぐみ”の生活もあとひと月で夏休みになります。それまでの許されている限られた園生活を子どもたちと満喫したいと思っています。暑い時期となりますので、大きなプールも使いながら、水遊び、泥んこ遊び等、みんなで“夏”を楽しみたいと計画していきます。しかし残念ながら、年長組は、新型コロナウイルスの影響で様々な制限がなされるため、楽しみにしていた六甲山“自然の家”での一泊でのキャンプが出来なくなりました。それで終わりとしたくない“めぐみ”の教職員は、知恵を絞り、様々なことに気をつけつつ、クラス毎で六甲山“自然の家”に行く日帰りの“デイキャンプin六甲”を計画することとしました。それも幸いにして2クラスで2日間の日程を確保していたので、1日ずつ“自然の家”を使って行う交渉をして成立しました。心配な事は、二日間のハードスケジュールを行う教職員の体力とその日の天候だけです。二日間終えた翌日も保育がありますから…。でも、そこまでしてでも年長組のみんなが、いつもの生活の場を離れた自然の中で楽しい豊かな経験をし、心も体も大きくなって欲しいという願いがあるのです。“めぐみ”ファミリーの皆さんにも心を合わせて、年長組の事を思い、天候と健康と無事をお祈りして頂きたいと思います。

 子どもたちの心と体を育てる大切な7月の聖句は、“今日を喜び祝い、喜び躍ろう”です。
この言葉を受けて、子どもたちと共に今しか出来ない事を存分に楽しみ、豊かな日々を過ごしたいと思います。子どもたちが与えられている今日を神様に感謝し、心と体を存分に用いて喜びを表現し、心躍らせながら満たされた日々を過ごし成長することを祈ります。“あっ"と言う間に夏休みになってしまいますが、暑い夏だから、無理する事なく、新型コロナウイルスによる休園中の様に、家でゆっくりと家族と過ごしてほしいと願っています。
< 園 長 >  
めぐみ農園 ミニトマトミディトマトもどんどん赤くなります。
今年は初めて”しろゴーヤ”に挑戦!
年長 年長さん、七夕飾りはどんどん増えています。
年中 年中さんの6月お誕生会、礼拝では今日も園長先生の大きな絵本を見せてもらいました。”もりのぼうしやさん”のパネルシアターも楽しみました、。
年少 年少さん、雨の日は保育室でリズムあそび、昼食後は絵本のじかん。“ゴロン“と身体も休めます。
著作・製作 学校法人星陵学園 星陵台めぐみ幼稚園
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