園だより1月号 巻頭言 <主 題>夢中になる <聖 句> 「求めなさい。そうすれば、与えられる。」 (マタイによる福音書7章7節) 新年、明けましておめでとうございます。 |
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2019年という新しい年を迎えることが出来ました。そのことを心より感謝いたします。わたしたちは、毎日の生活を、歩みを当たり前のように過ごしていますが、今が与えられているということは、とても素晴らしいことなのです。2019年を迎えてすぐに、熊本で大きな地震が起こりました。昨年一年間の中でも、日本各地・世界各国で様々な自然災害・争いが起こり、多くの人の命や生活が奪われました。新しい一年もいつ何が起こるかは、誰にもわかりません。ですから与えられた日々を感謝しつつ、様々な出来事の中で最善を尽くして歩んで行ければ幸いです。 2018年の最後の時は、教会でも幼稚園でもイエス様の誕生によって与えられたクリスマスという出来事によって、喜びと感謝に満ちて過ごすことができました。病気や様々な都合で、 教会や幼稚園の業に集えなかった人もいましたが、集えなくても家庭や色んな所でクリスマスという機会が与えられて、喜ぶことが出来たのではないでしょうか。神様は、世に“クリスマス”という時をお与えになることで、全ての人が神様の愛と恵みに満たされて喜び合える機会としてくださったのです。また、神様は、わたしたち一人ひとりにも、大切な命を与えて、今を生かしてくださっています。そのことを豊かに用いていきましょう。 我が家では、昨年末に家族が揃う日が与えられました。それぞれが自立して生活し、働く場所が与えられていると一緒に集まるのは、なかなか難しいものです。調節をして与えられたのは、温泉での一泊二日でした。僅かな時間でしたが、とても豊かで充実した楽しい時となりました。一緒に食べて、話して、買い物してと特別なことは何もありません。しかし、いつも離れている人が、久しぶりに会い、時を一緒に過ごすだけで心は満たされます。特にこの時の中心は、長男家族の2歳3カ月の孫でした。しばらく見ていなかった孫の成長ぶりに、 皆大満足でした。二人の娘は、叔母としてお金を出し合ってプレゼントを購入していました。 わたしたちじぃじ、ばぁばは、幸いにも温泉に行く前々日から三日間、孫と一緒に過ごすことができました。その僅かな日々の中でだけでも、様々なことを通して多くのものを吸収して成長する姿を見ることが出来ました。話す言葉や表現の仕方、様々なものに興味を示して行動する姿、慎重に状況を判断する知恵深さ等、子どもの与えられているたくさんの力を孫を通して知らされました。幼い日々がどれだけ大切で大事なことであるかがわかります。孫の姿は、息子夫婦が忙しい中でも、愛情いっぱいに明るく楽しく子育てしている事を教えてくれました。やはり、昔から言われてきたように「三つ子の魂百まで」というのは、大切なことです。じぃじもばぁばも、孫の相手をしながら、心豊かで楽しい時が与えられました。当然、気に入らないことや怖いこと、思うようにいかないことや嫌なことに対しては、大泣きして困らせます。でも、大人の都合に合わすのでなく、その気持ちに寄り添うことで、落ち着きを取り戻します。例えば、ご飯の途中で急にぐずって食べなくなった時に、誰かが連れ出し気分転換させることで、落ちついて再び沢山食べてくれるのです。また、教会の礼拝に出た時孫は、まず礼拝堂の入口で大勢の知らない人の出迎えと独特の厳かな雰囲気に恐がりました。そこでばぁばは少し外で気分転換させて、「ママ」を求めた時に礼拝堂の中にいる母親のもとへ戻し、礼拝中は夫婦がひざの上で遊ばせつつ過ごしました。そして礼拝が終わった時に解放。すると孫は、「じぃじ」と後から呼びつつ、前にいるじぃじのもとへと走り寄って来ました。無理やり、大人の世界に子どもを引き入れるのではなく、子どもに配慮しつつ大人の世界を造り直すことが必用です。新しい命が加えられたのですから、そこから新しい世界が始まるはずです。そんな子どもを大切にする大人の世界が造られることを心より願います。 新しい年も変わる事なく“めぐみ”は、どんな中にあっても、いつも神様の愛と恵みが子どもたちを中心に豊かに与えられていることを信じて歩み続けていきます。ご理解とご協力をお願いします。2019年が、皆様にとってより良い一年となりますことを心より祈ります。 |
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< 園 長 > |
年長組 | 年長さんは毎週の体育活動を寒さに負けず裸足で頑張っています。先生から”ぐっ!とん!ぱー!”の跳び箱を飛ぶ為の身体の動かし方を教えてもらって、挑戦開始。 |
年中組 | 年中さん、寒くても外に出てお正月遊びの「羽根つき」や遊具で身体を動かしています。 |
年少組 | 年少さんは室内で「かるた」や「坊主めくり」で遊んだり、凧を作ったあとは、「羽根つき」に挑戦です。 |
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