園だより9月号 巻頭言 <主 題>弾 む <聖 句> 「ザアカイは急いで降りて来て、喜んでイエスを迎えた。」 (ルカによる福音書19章6節) 写真:苗は案山子に守られてすくすくと育ち、稲穂が頭を下げてきています。 |
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長い夏休みが終わり、様々な活動が行われる二学期を迎えます。子どもたちがそれぞれの家庭で栄養補給を一杯してきて大きくなった姿に出会えることを楽しみにしています。二学期は、子どもたちの心と体が大きくなる多くの機会があります。一つ一つの取り組みを大切に子どもたちと心を通わせつつ、充実した日々を過ごしたいと願っています。 今年の夏休みは、わたしの大好きな高校野球が甲子園100回記念大会ということで盛り上がっていたので、わたしも楽しませてもらいました。特に今年の甲子園には、かつてトライやるウィークで来ていた中学生が報徳学園の主将として出場していたので熱が入りました。 実は、わたしも高校まで野球をしており、息子も大学まで野球をしていたので、高校野球を見ると古き良き記憶が甦ってきます。わたしが野球をしていた頃は、とても厳しく、苛酷な練習の日々でしたが、野球という一つの競技を通して、様々なものを得ることが出来ました。また、息子に関しては、小学生から野球をしており、中学時代には中学校の部活ではなく、地域の硬式野球チームに入って練習に励んでおり、そのことが大きな力となって、高校でも大学でも恵まれた環境で野球をし続けることが出来ました。残念ながら息子は、甲子園に出場することが出来なかったのですが、中学二年生で神戸に引っ越して来たため、中学時代には別府(大分県)と神戸との二つのチームに所属することとなり、どちらのチームからもチームメートや後輩たちが数多く甲子園に出場しました。そんな仲間と共に切磋琢磨して過ごしたことが、今の彼を支えています。しかも大学時代に仲良くしていた先輩には、日本ハムやロッテで活躍しているプロ野球選手もおり、今でも繋がりを持っているようです。息子の野球との出会いを見ていても様々なものが与えられてきたことを思います。一つのことに真剣に取り組むことで、様々なものを犠牲にすることもありますが、その分得るもの(物・者)も多いのです。わたしたち親も子どもの野球のために多くの時間を費やしました。でも、それはその時にしかできない、大きな喜びであったことを思い起こします。息子が小学生で始めた野球を大学野球まで応援に行くことが出来るなど幸せな親だと思います。苦労した分、喜びも多く与えられてきたことを実感しています。今は、大きくなってしまった自分の子ではなく、幼稚園で出会った子どもたちの成長する姿を応援することが楽しみとなっています。わたしにとって今年の夏休みは、甲子園での様々なドラマで感動させられ、仲間の繋がりの大切さを感じさせられた時となりました。それは、親として、息子や二人の娘が与えられ、多くの喜びが与えられてきたことを改めて感じる時ともなりました。子育ては大変なことも多いですが、子どもの成長はその苦労を消し去ってくれるぐらい大きな喜びを与えてくれるのです。今、幼稚園という大切な時期を子どもたちと共に歩めることに感謝しつつ、日々を大事に過ごしたいと願います。 今年は、とても暑い夏を過ごしてきましたが、元気で今を迎えられていることを感謝しています。わたしたちの思わぬことが至るところで生じ、大雨や台風や地震等の災害が各地にもたらされる中、わたしたちはいつもと変わらぬ生活が与えられています。そのことに感謝しつつ、与えられている環境を無駄にしないように、今、この時、この場所でできることに心を注いで歩みたいと願っています。子どもたちは、確実に日々成長しています。その成長は、放っておいてもそれなりに与えられますが、大切な成長の機会をより良く用いることで、子どもたちの心と体のバランスが取れた豊かな歩みへと繋がるのです。二学期“めぐみ”では、その機会を逃すことがないようにと、今様々な取り組みの準備を始めています。毎年同じことをするのではなく、その年毎に子どもたちの状況に合わせた取り組みをしています。 運動会や遠足、収穫感謝祭にクリスマスと子どもたちの成長に欠かせないことが続きます。 子どもたちが喜びに満ちて参加して、心身共に充たされた時が過ごせれば幸いです。皆さんにもその喜びに包まれた姿を通して、喜びを共感していただければ幸いです。 |
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< 園 長 > |
夏期保育 | |
小さな集い | |
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