園だより4月号 巻頭言
<主 題>包まれる
<聖 句>
  「子供たちをわたしのところに来させなさい。」
        (マルコによる福音書10章14節)
写真:冬に植えたチューリップが今年も綺麗に咲きまいた。

 
 自然の命の営みが喜びに満ちている春の訪れと共に、2018年度の歩みが始まりました。どんな一年になるのでしょうか。誰にも一年後の事は分かりません。“めぐみ”も新しい一年に一歩を踏み出し、当然不安はありますが、喜びと期待と希望がいっぱい与えられています。

 子どもたちと共に、笑顔に満ちた豊かな一年を過ごしたいと願っています。また、その背後で子どもたちを愛し、支え、守り、子どもたちの成長を見守り続けておられる家族の方々とも、喜びを分かち合える日々であることを祈ります。寒い冬を越えて、わたしたちの周りでは、桜が満開となり、チューリップも色とりどりの花を咲かせ、パンジーやビオラやムスカリが元気よく、空に向かって花開いていました。今年度は、みんなが登園する前に園庭や園舎裏で、そんな勢いのある命の育みに励まされて、力を受けて、今を迎えています。さらに今は、あちらこちらの木々が緑に色づき始め、様々な草花が咲いており、命あるものの躍動する勢いを感じます。きっと子どもたちも、春休みの間にたくさんの力を蓄えて新しい春を迎えていることでしょう。そんな子どもたちの思いをしっかりと受け止めて歩みたいと思います。

 キリスト教保育を大切に歩む“めぐみ”の根幹を支える2018年度の主題として与えられているのは、“イエスさまとともに生きる〜愛の交わりの中で〜”となっています。そして、それを支える主題聖句は「愛する者たち、神がこのようにわたしたちを愛されたのですから、わたしたちも互いに愛し合うべきです。」(ヨハネの手紙一14章11節)です。神様は、天地を創造され、人を造られたときに、より良く生きるために全く異なる人をパートナーとして造られ、互いに愛し合うようにしてくださいました。その時神様は「人が独りでいるのは良くない。彼に合う助ける者を造ろう。」(創世記2章18節)と人を増やされました。しかし、残念ながら、人はその思いに応えて歩むことが出来ず、人を助けるよりもまず自分のことばかりを考えて、愛し合うよりも、憎み合い、争うことが多くなり、神様の与えてくださった愛に満ちた豊かな世界が壊されてしまいました。その最大の危機に神様は、自らの大切な独り子であるイエス様を悪に満ちた世に遣わしてくださり、人と人とが愛し合うことの大切さを伝えてくださったのです。人は、神様の思いに応えられないのに、神様は一方的に愛し続けてくださったのです。“めぐみ”では、そんな神様の思いを受けて、この世を歩まれたイエス様の歩みに心と思いを寄せながら、神様が本来与えてくださった豊かな世界を取り戻し、人がより良く生きられることを願いつつ、子どもたちと共に歩んでいきます。子どもたちが様々な人との出会いの中で、自分のことばかりに捕らわれて、大切な周りの人の存在に気づけない、気づかない自分中心の歩みから、人と共に助け合い、補い合い、支え合い、愛し合い生きることの心地の良い歩みへと向かい、喜びと感謝と笑顔に溢れる日々となれば幸いです。それは、子どもだけでなく、子どもたちの歩みを共にする者であるわたしたちも同じです。世の人々がどんなに悪に満ち、自己中心で歩み続けていても、“めぐみ”だけでも子どもたちの心休まる場でありたいと願っています。

 4月の聖句は「子供たちをわたしのところに来させなさい。」です。いつも子どもたちを大切に受け入れ、ありのまま愛してくださるイエス様のことが子どもたちは大好きでした。ある日、様々な働きを終えて疲れきっているイエス様の所へ、いつもの様に子どもたちを連れてきた人々を見て、イエス様を気遣う弟子たちが叱り、子どもたちの行く道を阻み妨げたことに対して、イエスが憤られて語られた言葉です。ここには、どんな時にも子どもたちを招き入れ、受け入れてくださる愛に満ちたイエス様の姿が示されています。“めぐみ”にも様々な異なりを持った子どもたちが招かれて来ています。そこで必要とされるのは、やはり“愛”です。“めぐみ”に招かれた子どもも大人も、一人ひとりに与えられている異なり(賜物)をい(活・生)かし、愛し合い、助け合い、支え合い、補い合える一年となることを心より祈ります。
 
< 園 長 >  
年長 年長組の始園式がおこなわれました。
新しいお部屋では、ドキドキでキョロキョロ。明後日から登園がはじまります。。
   
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